Q2.木の家って長持ちさせるには、どんなところに気をつければいいの?
2010年07月28日A.構造的な問題と間取り的な問題があります。
日本の住宅は平均25~30年といわれており、米国44年、イギリスの75年に比べて随分短くなっています。とはいえ、これは家の構造がもたなくなってというのは少数で、キッチンやお風呂のリフォームの際ついでに建て替えるとか、家族構成が変わったことにより建て替えるといった面も多いようです。
間取りでいえば、子ども部屋を完全に壁で仕切らずに、家族構成の変化に合わせて、建具等で間仕切りするように工夫すれば長い間住み継ぐことが出来ます。その際、木造住宅は梁や柱で構成されているので間仕切りを自由に作ることができます。
また、構造的な問題としては、構造材を丈夫に保つことが重要です。まず構造体に使う樹種を、日本の高温多湿の気候に合ったものにすることが長い意味で、耐久性があることになります。さらに、シロアリや腐朽菌の被害のことも考えて、地面に近い土台や1階の柱等には耐久性の高い樹種を選び、さらにその心材部分を使うことが重要になります。
国産材でいえば土台には桧の心材(赤身)部分、1階の柱には桧あるいは杉の心材(赤身部分)を使えば安心です。実験をしても桧の赤身部分は、シロアリや腐朽菌の被害がほとんどありません。
最近集成材等でよく使用されている北欧から輸入されているホワイトウッドと呼ばれる木は非常に腐朽菌に弱く、高温多湿の日本における耐久性の面では弱いものがあります。それを補うために多量の防蟻剤や防腐剤が使われたりしますが、人体には有害なものですので、あまり使用したくないですね。(※ホワイトウッド自体は地元では素晴らしい木です。日本の構造材には不向きというだけです)
適材適所に木材を配置する。木の家に関する知恵が必要な部分です。
