食育 小学校授業
2008年07月1日桜井南小学校5年生の総合学習の時間に呼ばれ、今年の総合学習のテーマとなっている食育を通じて地球環境問題を考えてもらう授業を行った。
まず最初に黒板に今日であれば6,707,634,945という数字を書いた紙を張る。
『これは何の数字でしょう?』 みな必死に数を読む。「67億、、。世界の人口!」『正解。』
『じゃあ、いつの人口?』 「10年後?去年?」 『正解は今日です。』 「えー!!」
このサイト(World POPClock Projection)からとってます。(サイトによって多少差があるのですが、、)
次に黒板に8億人と書く。『どんな状況の人でしょう?』 「病気の人」「お腹をすかせた人」
『そう、食事が慢性的に足りなくて困っている人』
次に黒板に10億人と書く。『これはどんな状況の人かな?』 「水がない人」「ずーっとお腹がすかない人???」『おしいけど、そんな人はいないかも。(笑)』「食べ物が一杯ある人」
『そう、実は食べ物がありすぎて、食べすぎで肥満の人の数』 「えー!!!!」
『8億人のお腹をすかせて食べ物がない人と10億人の食べ物がありすぎて肥満の人。何かおかしいとおもわへん?』 さすがに子どもたちは考え込みます。
次に、『泉谷博士(こう呼ばれています(^^))の生まれた年の人口はどれくらいだったと思う?』「60億人」「55億人」 『正解は34億人 なんと丁度今日の人口の約半分だったんです。つまり博士が生まれてから地球の人口は倍に膨れ上がったんです!』
子どもたちは一斉に 「えーっ!!!」
今は毎年8000万人も増えています。日本の人口の3分の2も毎年増えているんだね。
2050年。みんなが60歳~61歳になる頃地球の人口は?何と92億人と予想されています。
そのとき、食べるものは充分あるんだろうか?
地球温暖化・水害・気候の変化・大気汚染・水質汚染いろんな問題があるけれど、水不足がこれからどんどん起こってきて、現在の穀物の量すら2050年には確保できない可能性が高い。そうなると、一人ずつの食料も今の半分程度に落ち込んでしまう可能性もある。
こういった話は小学生にはまず初めてでみな非常に戸惑っています。今まで食べるものは無尽蔵にあると思っていた子どもたち。黙っていても給食や家庭でも食事が出てきて食べることの繰り返し。いつしか、食事を取れることのありがたさが忘れられているんですね。
次に3分の1と39%という数字も。
「日本人が食べ物のうち3分の1を手付かずに捨てている。」
「食料自給率が39%」
このままの生活が続いていけるわけがない。みんなで何かできないかなあ?
ここで質問。みんなはお肉の中でどれが好きですか?
鶏肉・豚肉・牛肉
何と鶏肉が60%豚肉10%牛肉30%ぐらいの子にわかれた。※私の子ども時代だったらまず牛肉と答えたと思うけど。。。
ニワトリ・豚・牛を育てるのに今は効率よくするために多くの大豆やトウモロコシなど人間が食べられる穀物を食べさせています。それがどれくらいの量かというと、、
鶏肉1kgを成長させるのに必要な穀物 5kg
豚肉1kgを成長させるのに必要な穀物 7kg
牛肉1kgを成長させるのに必要な穀物 10kg
みんなが肉を食べれば食べるほど、穀物を食べようとしていた貧しい人々の穀物が家畜の餌に変わっていっています。
食べる量を我慢してダイエットするんではなく、食べる中身を変えたり、近くのものを食べたりすることで変えていけることもありそうだね。
最後に、みんなに吉野桧でできた短冊に今日の授業で考えたこと、実際に自分でこれはやっていくぞ!という誓いみたいなものを書いて欲しいと伝えました。後日回収する予定です。

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