神戸松蔭高校Blue Earth Project吉野合宿 今年も熱くなりました!
2011年12月29日神戸松蔭高校さんのチャレンジプログラムに協力させていただいてはや丸6年。特にこの5年はグリーンエコプロジェクトとBlueEarthProjectという高校3年生の最後の3か月の長丁場の活動をサポートさせていただいていますが、毎年生徒たちの目覚ましい変化に驚かされています。
その活動の最初に位置づけられるのが恒例になった吉野合宿。6回目の吉野合宿も3カ月間高校生が熱く行動できるきっかけづくり、パッションを高め、絆を深める重要な合宿となっています。
毎年松蔭高校の谷口先生と綿密な打ち合わせをして本番を迎えますが、今年は頼もしい助っ人もいます。NPO法人BlueEarthProjectの大学生のメンバーです。何といっても、過去の吉野合宿も経験し、3カ月間の熱いプロジェクトをやりきった彼女たちが一緒に吉野合宿に参加してもらえるのは、本当に嬉しいです。
今年はスケジュール的に年末になたこともあり残念ながら1泊2日の日程。しかも台風12号の大雨の影響、さらにさらに前日までに降った雪の影響で大幅にスケジュール変更を余儀なくされました。
初日は例年なら三乃公にある川上村有の吉野川水源地の森に行く予定だったのですが、雪が残ってバスでは行けないということで、森と水の源流館・大滝ダム・台風12号の大雨で起こった深層崩壊の現場見学としました。
神戸から来た大型バスに桜井で乗り込んで、そこから1時間 まずは盛り上げるためにゲームを何個か。大学時代に児童文化研究会というサークルで子ども相手に子ども会やキャンプでゲームをしていた成果が出ます。和んだところで、少しずつ森の話を。
吉野郡川上村に着いてまずは川上村役場やホテル杉の湯のすぐ近くの深層崩壊の現場に歩いて向かいます。
こういう現場を見ると「森が手入れされていないから」とか「人工林だから」という論説が多いのが気になります。
今回のケースは、言わゆる表層崩壊と違い、かなり奥の地盤からそのまま浮き上がって崩れた状態です。
3日間で2000ミリ以上の雨が降ったということで、3日間で神戸の年間降水量を上回ったことになります。ものすごい量ですね。
さすがの吉野の美林も、深層崩壊までは防ぎようがなかったということです。
国道が寸断されているのがわかります。重機がどんどん入って、かなり復旧作業はすすんでいます。
次に何かと問題の多い大滝ダムの見学です。本来ならもっと早くに実用化されているはずのダムですが、以前貯水した時に、白屋地区で大規模な地滑りが発生し、地滑り対策を全面的に行う必要に迫られました。もちろん白屋地区の住民は全員移住を余儀なくされています。事業予算も計画当初230億円から合計6回増額され3640億円だそうです。民間なら完全に倒産ですね。
このお金が、林業の整備に使われていたらさらにもっと保水能力の高い人工林を生むことができ、緑のダムになったんでしょうけど・・。
環境的にも負荷の大きいダムですが、今回の大雨では水を貯めてくれたおかげで、下流の洪水を防ぐことができたといわれています。良い面も悪い面も伝えて、彼女たちに考えてもらいます。丁度この合宿の直前に地滑り対策工事が終了し試験貯水が開始され久しぶりに水がたまっている状態の大滝ダムです。
森と水の源流館に戻って、源流館の木村さんから川上村の紹介と、人工林・天然林の違いなどをスライドを用いて説明。
人工林は手入れが必要で、間引き(間伐)して残った木をよりよく成長させていく必要がある。しかしながら、現状日本の人工林は手入れ不足になっていることなど。
今回は天候不良で本物の森を見ていないのでなかなか実感に乏しいところがありますが、明日は最高の森を見ることができるので楽しみに!としています。さあ、夜はお待ちかね温泉とキャンドルナイト。
