森林環境フォーラムに行ってきました
2008年08月28日8月27日(水)いつも森林環境教育でお世話になっている奈良県川上村の森と水の源流館主催の森林環境フォーラム“水源地の村”からの提言「地域をいかす環境教育とは」
が橿原市で開催され、インターンシップで来ている畿央大学の建築の学生と一緒に参加しました。
会場は森林関係者・森林環境教育関係者など150人の熱気でムンムン。
●基調講演 田中淳夫氏(森林ジャーナリスト)
「吉野林業は学びの“びっくり箱”」
以前からお会いしたかった方で、様々な示唆に富む面白いお話でした。
日本は今では森林が豊富な国であるが、過去においては禿山が多く、実際浮世絵にも禿山で描かれている。そんな中、森作りとしての植林を1501年吉野川上郷で最初に行われた。(焼畑林業から林業専門への移行)※ひょっとすると世界でも最初かも!
実際、歴史の証人として400年生の人工林が川上村には残っていて、他には鳥取県木頭町のみ。明治時代でも森林率は45%現在は67%ということで吉野に見習えで始まった全国の造林ブームは森を作ると言う意味では大成功。
森林環境教育では原生林を守れと言う側面のみが語られることが多い。ただ雑木林と原生林を比べれば生物多様性という数字だけを捉えれば雑木林の方が圧倒的に多い。雑木林は大きくなれば伐る必要性があるというのに。しかしよく分析すると原生林に住んでいる生物は他の地域では存在しないものが多く、原生林には原生林独自の生態系がある。
人工林は歴史・人の営み・ロマンがありそれをうまく表現し消費者にわかってもらわなければならない。
●体験校報告/川上村と森林環境教育
橿原市と和歌山市の小学校の森林環境教育の報告。
●森林放談 田中淳夫氏×辻谷達雄(森と水の源流館館長)
「森林の地域から伝えるべきこと」
辻谷さん(達ちゃん)と田中さんの思い出話から、現在の林業の苦境、そこからどう脱却するかなど。やはり、突き詰めると林業家・製材業がもっと消費者にダイレクトに情報を提供し続け、吉野林業の他地域では真似できないロマンを伝えていくべきと感じた。

森林環境フォーラムに行ってきました ≫ 今なら誰よりも早くコメントを残せます!