松蔭高校 Blue Earth Project吉野合宿(2)人工林の現状
2010年01月6日
水源地の森への途中、人工林があります。杉がメインなんですが、今の日本の人工林の危機的な状況を良く伝えることが出来るので、松蔭高校のみんなにもじっくり見て考えてもらいます。
・まず、全て同級生(およそ40年生)の木なのに大きさがかなり違う。
・地面を見ると下草や低木がほとんど生えていない。
これらは間伐をうまくできずに、日光の当たり具合をコントロールできていない証拠となります。
吉野林業では特に植林をかなり密にします。1haあたり1万本程度。(他地区では3000本程度なので3倍ですね)その分手入れ(除伐・間伐)が遅れると真っ暗な森になり、地面には下草が生えないわけです。こうなると山の保水能力はかなり落ちてきます。
その傾向に拍車をかけているのが、木材市況の低迷・細丸太の需要の減少にあります。つまり間伐はするものの、伐採や搬出コストの方が販売代金より高くつくので、市場に出せないという状況です。このように間伐をしていても(全国的に地球温暖化対策で間伐をしていても利用されずに山で捨てている「捨て伐り間伐」が増えています。
足場丸太という大きな需要があったときは、人件費も安かったので、足場丸太を何本か担いで持って帰るだけで日当が出たという時代があったそうです。
今は全く発想を変えて、この木を出してくる工夫・努力をしないといけません。
山が泣いている。木が泣いている。という状況に女子高生もショックを覚えます。何かがおかしい・・・。どうしたらいいんだろう・・・。高校生の悩みは続きます。
