松蔭高校吉野合宿 300年生の人工林
2007年12月25日グリーンエコプロジェクト吉野合宿3日目は仕上げの視察ということで、理想の人工林を見に行くことに。夜はキャンドルナイトの後盛り上がって部屋で話し込んだりして寝不足の子も多い中、早朝から出発。
残念ながら昨日までの好天とうって変わって朝から小雨が降っている。でも、バスが到着して目の前に広がる森を見た瞬間、生徒たちは息をのむ 「すごい!!」
今日はボビさんからこの森のすごさについて説明してもらう。
「何しろ300年前の江戸時代に誰かがここに植林してこれまでずっと手入れをし続けてここまで来たという奇跡のような森です」
説明を聞いて雨の降りしきる中、この奇跡の森へ。朝から結構雨が降っているにもかかわらず森のどこにも水たまりや水が流れ落ちているところがない。健全な森の土の保水力を間近で体験できる良い機会ともなった。
大きな切り株(間伐の跡)の上で年輪を数える者。300年生の杉の木を4人が手をつないで一周したり。下草の様子を観察したり。
昨日まで見てきた混み合った人工林や原生林とも違う森の様子を五感で感じ取ってもらった。
その後、森と水の源流館で映写を見せてもらって、松屋さんで吉野名物柿の葉寿司を仕入れた後、バスが向かったのは木匠館という中学校の廃校跡。夏休みに行う近畿圏の建築系の大学生による木の匠の技を共同で学ぶ木匠塾以外、普段は閉鎖されている建物だが、川上村の泉谷地域振興課課長補佐が中心となって、動いてくださって1月のグリーンエコの合宿に開けてくださることになった。そこで、今後へのモチベーションのためにもこの場所で川上村での活動の最後を締めくくることにした。
とても美味の柿の葉寿司を食べた後、今回体験した5つの森のまとめと、グリーンエコの活動とのつながりを講座した。
A.水源地の森の原生林
B.伐採してしまった原生林
C.込み合っている人工林
D.間伐を体験したグリーンエコの森
E.間伐など手入れの行き届いた理想の人工林
それぞれの特徴をもう一度挙げてもらい、AとEの森が良いことは今回の合宿で五感で感じることができた。でも、どうすれば原生林が守れるのか?どうすれば間伐など手入れが進むのかを考えないと問題は進展しない。
そこで合宿中に決定した彼女たちグリーエコキャラバン隊の2つのスローガンを持ち出す。
「エゴをエコに変えて地球を救おう!」
王子製紙のしてしまった原生林の伐採はあくまで自らの経済活動しか考えず、その後の周りの環境がどうなるかなど考えなかった行為=エゴ。ここまでひどくなくてもみんなもそういうエゴを持っていて、7世代後のことを考えてから行動すると劇的に変わっていく=エコ
「まずは、地球環境に関心を持ち、素敵な消費者になろう。」
例えば紙でも原生林を伐採した紙か、間伐材からできた紙か消費者が興味を示し選択して購入しない限り、企業はいつまでも経済最優先で行動してしまう。それを変える力があるのが、一人一人の賢い消費者=グリーンコンシューマーである。
そうすれば間伐材が紙だけでなく住宅や多くの分野で使われ、お金が回り、山の人も手入れに向かうことができる。一人一人の消費行動で森を守ることも荒らすこともできるわけ。
森の現状を見て体感した君たちならこのことを自信を持って説明できるし、市民に熱く語りかけ社会を変えていくことができる!と力をこめて話した。
そして、自分たちで切り出した間伐材をこの場所で1月にベンチに加工することをみんなで「約束」するためにテーマソング「約束」を最後に歌った。

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