松蔭高校吉野合宿 間伐体験振り返り・キャンドルナイト
2007年12月25日松蔭高校のグリーンエコキャラバン隊はいずやんの環境教室で地球環境の悲惨さを知って、環境に対する意識がつき「ハチドリのひとしずく」をそれぞれがしていこうという火がついた。そして今回の吉野合宿Part1でその灯をもっとはっきりと大きくし、さらに18人のキャラバン隊の絆を深めることも非常に重要だ。そのためにも非常に大切にしているのが、全員での体験とともに振り返りや思いをぶつけ合うミーティングだ。何より、今回の2泊3日の合宿で寝食をともにし交流することは、今後の活動に大きい影響がある。
まず、今日の間伐体験と自然破壊の跡地を経験した上で振り返りのミーティングを民ちゃんに運営してもらった。さすがにボビさんと信州大学で鍛えた森林調査の技術をうまくデータに出してまとめてくれた。10mx10mのエリアの中でどんな木があったかをそれぞれが記入した野帳から分析してグラフにし、今日行った間伐がこの山のどういう部分を伐ったのかを、数字上でわかりやすく説明してくれた。
さらに、原生林と人工林の違いや伐採された原生林、間伐の進んでいない人工林・手入れした人工林といった4種類の比較も生徒から特徴を出してもらって違いをもう一度整理した。そこで先ほど見た王子製紙の行った皆伐しそのままほっておいた環境破壊の状況についてみんなに考えてもらった。「企業としては大量に作らないと利益が出ない。需要があるからその分の原材料を確保しないといけない。そのとき調達担当者は7世代後のことを考えたかな?」「そもそもそんなに紙って必要?」「紙がどんな木からできているかって考えて買ったことある?間伐紙やバージンパルプ、どこの森の木か、どんな伐採をしたのか。。」どれもが重いテーマであり、18歳の彼女たちにまだ整理しきれない問題だと思うがあえて、現場を見たこの日に重いテーマを考えて欲しかった。自分たちの身の回りにあるものっていったいどこから来たのか。全て何らかの形で自然界と結びついているわけで、刺身が泳いでいるわけでないし、箸や柱が山に生えているわけではないのだ。そんな当たり前のことが現代の日本ではわからくなっている。そこに環境問題の根本があると信じている。商品の裏側。商品がどのようにできているのかを知ろうという努力・好奇心・想像力が必要なのだ。そんなことを彼女たちにも伝えたかったのだ。
間伐の振り返りが見事に終わり合宿のミーティングのメインであるキャンドルナイトに移る。何といっても今回のキャンドルは昨日自分たちで蜜蝋から作ったキャンドルだ。思いいれもあるしみんなの希望の灯りでもある。
厳かな「きよしこのよる」の合唱で始まったキャンドルナイト。冬至に合わせて全国各地で行われている100万人のキャンドルナイト。その始まりは枝廣淳子さんらほんの数人の発案でそれが今や世界中から注目される一大イベントとなった話をする。これもハチドリのひとしずくからだね。
グリーンエコキャラバン隊には体験したり学んだりして感じたこと・得たことを市民に発信していくという使命があり、そのためにも是非とも自分の思いを自分の言葉で表現する能力をみがいて欲しいし、その機会をどんどん与えたいと思っている。そこで、このキャンドルナイトで全員にグリーンエコに入った思いや今回の合宿で思ったこと、そしてこれからの決意を語ってもらった。全員が意見がまとまったら挙手して発言していく形式をとったので非常に積極的な空気が流れる。どんどん前向きな意見が出るたびにキャンドルの炎とともに18人の志もどんどん燃えているそんな感じがした。
その後、12歳の少女”セヴァン・カリス=スズキ”の国連での奇跡のスピーチをみんなで回し読みした。
オゾン層にあいた穴をどうやってふさぐのか、あなたは知らないでしょう
死んだ川にどうやってサケを呼びもどすのか、あなたは知らないでしょう。絶滅した動物をどうやって生きかえらせるのか、あなたは知らないでしょう。そして、今や砂漠となってしまった場所にどうやって森をよみがえらせるのかあなたは知らないでしょう。
どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください。
私はまだ子どもですが、ここにいる私たちみんなが同じ大きな家族の一員であることを知っています。そうです50億以上の人間からなる大家族。いいえ、実は3千万種類の生物からなる大家族です。国境や各国の政府がどんなに私たちを分けへだてようとしても、このことは変えようがありません。私は子どもですが、みんながこの大家族の一員であり、ひとつの目標に向けて心をひとつにして行動しなければならないことを知っています。私は怒っています。でも、自分を見失ってはいません。私は恐い。でも、自分の気持ちを世界中に伝えることを、私は恐れません。
みな真剣に読んで聞いている。本当にこれが12歳でやったことなのか。彼女のこのハチドリのひとしずくは大きなうねりとなってその後の環境問題に取り組む人間に影響を与えいていく。グリーンエコのみんなにもできることがあるはずだ!
※今回参加していたうちの10歳の長男はいたく感動し、あと2年で僕にもできるかなあと真剣に帰ってから考えていました。こういう純粋さ大好き!!
そして、みんなを一つにするグリーンエコのテーマソング「約束」を全員で心を一つにして歌った。『いつか一つの夢のもと集まるその日が来る ~♪』
感動とともにキャンドルナイ

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