2009年8月4日 早稲田大学教育総合研究所主催の公開研究会「女性のライフデザイン教育における高大連携の可能性 ~品川女子学院28プロジェクト、松蔭高校チャレンジプログラムを事例として~」に参加し、コメンテーターとして松蔭高校の事例発表を行ってきました。 

20090804早稲田大学女性のキャリア教育高大連携(松蔭高校・品川女子学院) 0051まず何といっても、早稲田大学に乗り込むのは初めてなので、結構ワクワク。正門を入っていくと大隈重信さまがお出迎え。

125周年記念で外壁を張り替えた大隈講堂も立派です。ちょっと感動。

こういう何気ない落ち着いた光景は、どの大学も良く似ていて、学生時代を思い出しますね。

ぶらり見学した後、会場のマルチメディア教室へ。さすが早稲田大学、最新鋭の設備が整った教室でいよいよ研究会です。始めに、松蔭高校谷口先生の発表。いつもながら、熱い語り口。チャレプロの事を語りだすと止まりません。DVDの画像とパワーポイントを駆使して、松蔭高校のBlue Earth Projectはじめ、チャレンジプログラムの活動の軌跡(奇跡)を報告していきます。会場から「すごい!」と言う反応。

西の松蔭高校に続いて、東の品川女子学院28プロジェクトの発表。何といっても漆紫穂子校長の存在がすごい。マスコミでもたびたび紹介され有名ですが、初めてお会いしても本当に人間的魅力にあふれた素敵な方でした。

28プロジェクトとは28歳になった時に社会で活躍する女性を育てるということ。
なぜ28才?未来を見すえることから、私たちは今日を語り始めます。もっと女性が活躍し、もっと世界と結ばれる未来へ。28才は、学んだことを社会に還元できるようになる頃でもあり、出産年齢にリミットがある女性にとっては人生のライフ・ワークバランスを考える時期でもあります。このときに一生涯を視野に、しっかりとした足取りで未来に向かう人に育っていてほしいのです。そのため、自ら進路を選択し自ら目標を設定できるようにする進路指導を実践します。また、多くの人と連帯して夢を実現できるようになるために、コミュニケーション能力を育成します。

松蔭高校チャレンジプログラムも相当すごいけれど、品川女子学院さんの28プロジェクトは中学校1年生から全員を巻き込んで長期的に行っているため、より深く広く出来る感じ。このプロジェクトがあるから受験するまじめで能動的な小学生が後を絶たないとか。いやあ、本当に素晴らしい取り組みでした。詳しくは是非ホームページを見てください。
TVのカンブリア宮殿でも詳しく紹介されています。
2008年11月24日放送「やる気のスイッチを入れる極意!教えます」  
引用しますと

「時代の変化に対応させる、組織改革」
それを、教育業界で実現させた人物がいる。
80年以上の歴史を持つ中高一貫教育の女子校、
品川女子学院の6代目校長 漆 紫穂子(うるし・しほこ)だ。

80年代中ごろ、この学校の偏差値は平均以下、また受験生たちには不人気で
1学年の生徒数が「わずか5人」という、廃校寸前の危機に陥った。

漆は、学校の校名、校舎、校則、制服など、あらゆるものを大改革した。
さらに、生徒のモチベーションを上げるために
自主性を重んじた、ある仕掛けを作り出した。

これで品川女子学院は、わずか7年で偏差値が20ポイント以上アップし、
入学希望者数も60倍に跳ね上がった。

品川女子学院はいま、生徒が「ヤル気のスイッチ」を入れる、ある取り組みをしている。
その名は「28プロジェクト」。
「28プロジェクト」とは、大学入試を生徒の目標にさせるのではなく、
28歳をゴールにして、将来の目標を据え、逆算して必要な教育を受けさせる
品川女子学院オリジナルのライフデザイン教育。

漆は、この「28プロジェクト」に、ビジネスも持ち込んだ。
企業とのコラボレーションによる新商品開発、株主総会、企業体験…
こうした実践的なビジネスを通し、生徒の「ヤル気のスイッチ」が入る。
生徒たちに将来の夢を尋ねると
「科学捜査研究所勤務」「再生医療の道に」「裁判官に」と
具体的、かつ多彩である。

生徒のモチベーションを高め、潜在的な能力を引き出す術に、迫る。

こんなすごい方々のあとで発表するのは非常に難しいけれど、午後からの関係者としてのコメンテーターで松蔭高校Blue Earth Projectでの高校生の取り組み方や、どのように変わったかなど発表させていただきました。貴重な機会をいただいて、早稲田大学様・松蔭高校様ありがとうございました。