20091129唐招提寺少し前になりますが、11月29日最後の紅葉を楽しむのと、素晴らしい木造建築である薬師寺と唐招提寺を見るために、奈良は西ノ京に行きました。
丁度、TVで唐招提寺のドラマを家族で見ていたのと、私が故西岡棟梁の書物を丁度読んでいたことも、行きたくなった理由です。

まず唐招提寺。正門が、厳かな雰囲気を醸し出します。唐から苦難を重ね渡ってきた鑑真大和上(だいわじょう)が立てられた大寺院です。

鑑真大和上 688~763年
唐の揚州に生まれ、14歳で出家し、洛陽・長安で修行を積み、713年に故郷の大雲寺に戻り、江南第一の大師と称されました。
天宝元年(742)、第9次遣唐使船で唐を訪れていた留学僧・栄叡(ようえい)、普照(ふしょう)から、朝廷の「伝戒の師」としての招請を受け、渡日を決意。その後の12年間に5回の渡航を試みて失敗、次第に視力を失うこととなりましたが、天平勝宝5年(753)、6回目にして遂に日本の地を踏まれました。
以後、76歳までの10年間のうち5年を東大寺で、残りの5年を唐招提寺で過ごされ、天皇を始めとする多くの人々に授戒をされました。
その渡航の様子は、「東征伝絵巻」(重文)に描かれています。

中に入って、見事な木組みが目に入ります。まさに匠の技。

柱には修復された跡がいくつもあります。奈良時代からの歴史を感じさせます。

庭も見事で、今年最後の紅葉を楽しめました。

鑑真大和上の御廟の近くの庭は一面の素晴らしい苔で、まさに幻想的でした。

見事な木造建築ばかりで、匠の技と、木の素晴らしさを堪能できます。