奈良町の町屋<3>いよいよ上棟
2008年11月2日泉谷木材商店でゆっくり乾燥され、0.1mm単位できっちりとサイズ決めのモルダー掛けをしたあと、プレカット工場へ運ばれた柱や梁は、ここで建築に使われるように様々な仕口加工が行われます。135x240ミリの吉野桧の大きな柱も見事に加工されました。
そして、奈良町の現場まで運ばれてきました。柱や梁には普通とは違う特別な加工がされています。
先日お施主様と選んだ地松の丸太梁も入っていますね。懐かしい!
場所は薬師堂町と言って由来のある場所で、周りには風情のある町屋が建ち並んでいます。
間口が狭い物件なんですが、まず驚くのが、基礎のこの金物。300ミリもの長さの金物が出ていて、穴の開いた柱がここに直接乗る形になります。これにホームコネクター工法ということで接着剤を流し込み結合させると言うことです。
大きいフレーム用の柱と梁はこのホームコネクター工法を採用していて、柱と梁の結合もこんな風にボルトを差込、接着剤で結合します。
この辺は全て化粧材ですので、紙が巻かれています。
こうしてフレームを一つ一つ組み立てて建物の概要が出来てきます。きれいな線ですね。
それにしても在来工法と違い、梁がつながっていないのにこんなところに登って作業するのは本当にすごいですね。感服します。
135x240ミリの吉野桧の柱です。見事なもので、樹齢100年程度。吉野檜独特のピンク色が綺麗です。少し穴が開いているは、ホームコネクター用の穴のガイドです。ここに正確に同じ深さまで大工さんが穴を開けていきます。
化粧の柱で紙が取れたところもありました。非常に綺麗な木です。吉野檜の良さには意匠・構造両方の設計事務所さんも喜んでいただけました。
少し、普通より時間がかかった今回の上棟でしたが、普段とは違う経験もできました。毎日勉強ですね。これからも頑張ります。応援よろしくお願いします。

