奈良町の薬師堂に町屋風住宅を建てるのですが、その部材の検品作業を設計事務所・施工業者と行いました。今回特に国産の地松の丸太梁を3本使うのですが、そのむくり(曲がり)具合を見て3本選ぼうというものです。
なんといっても自然のものなので曲がり具合や太さも様々です。その中から、この物件で最高の木を選び出します。この部材は近くの松を専門に扱う新和材木店さんで用意してもらいました。何とこの松は吉野産とのこと。吉野といえば吉野杉・吉野桧がすぐに浮かびますが松もあるようで、ここでは在庫を持って商売されています。

特に慎重に選んだのは4mの梁2本を掛け合せる梁で、同じような太さと程度の良いむくり(曲がり)の丸太を探しました。これがなかなか楽しい。木それぞれの個性があって、その中でこの町屋にどれがふさわしいかを選ぶ。今回はお施主様夫婦もお越しで皆で楽しみながら選びました。それがこの2本です。なかなか見事なむくりですね。
設計・施工・材木の顔が見えている関係で家作り。これは本当に楽しい作業です。余計なストレスがかかりませんし、木材業者からしてもさらに頑張ろうという気になりますもんね。

ここには奈良県産のモミの木もありました。モミの木と聞くとクリスマスを思い浮かべますね。

モミの木ではこんな板材をとって家具用材、そして桜井ならではの需要「三輪素麺」の素麺箱になっているんだそうです。やっぱりこういう木箱に入っている素麺おいしそうですもんね。