吉野郡大淀町でずっと住んでいなかった古民家を改築し、老後の住まいにしようというご夫婦がおられ、試行錯誤しながら工事が進んでいます。手がけるのは若き左官職人東さん。得意の土壁はもちろん、大工仕事も勉強されみごとな腕前を発揮されています。古材と吉野材・土壁がおりなす古民家、完成が楽しみです。

大淀町古民家改築

外観ですが、吉野杉の板を施主様自らが焼いて焼杉板にしています。木材は表面を焦がして炭化層を作ると、防火効果・防腐効果が高まります。外壁として古来より用いられている、日本人の知恵です。

この現場では、何でもお施主様が、火が大好きということで、自作で焼き板装置を作られたそうです。すごい!

でもこちらの方は初期に焼いた方。まだ慣れていなかったとか・・。

大淀町古民家改築こちらは見事な焼き加減。  

大淀町古民家改築 焼き杉装置これがそのオリジナル焼き杉装置です。ドラム缶の中で端材を燃やして、上を杉板を通らせて焼いていくとか。なかなかやりますね。

こうやって施主参加で家創りが進んでいくのは楽しいですね。材料を用意する我々も、お互いの顔が見えて、意欲が沸いてきます。

大淀町古民家改築 薪置き場当然、これだけ火がお好きならば、冬の暖房は薪ストーブです。設置はまだでしたが、薪置き場はしっかりとしたものが作られていました。これもすごい!

ちなみにここの柱ですが、奥に行くほど細い丸太を使っていて、目の錯覚で遠近感が出て、実際よりも奥行きを感じるのです。なかなか奥が深いですね。

大淀町古民家改築 外観 それでは、工事中ですが玄関から中に入ってみましょう。(後半に続く)