エコツアーin吉野(7)吉野檜の割り箸製造
2008年06月2日川上村を後にして、吉野町の和田製箸所に。ここは泉谷木材商店で製材している吉野檜の一番外側のいわゆる端材の部分を加工して、割り箸を製造されておられます。エコツアー参加の皆さんも今話題の割り箸の製造過程を見るのは初めてということで、楽しみにやってきました。
これが割り箸の原材料。吉野檜の製材端材です。箸製造の歩留まりも考え、節(枝の跡)のあまりないものを使っています。
実直な和田さんです。吉野独特の製箸機械も用いて丁寧にもったいない精神で割り箸を作っておられます。日本人が毎年使う割り箸は250億膳。ですから、一人年間200膳!実はこのような端材を利用した国産割り箸はわずか1.8%しかなく残り98%は中国からの割り箸になっています。
その割り箸の製造方法は、木を丸ごとカツラ剥きにし、割り箸に細かく割っているため低コストででき、しかも木を使い捨ての割り箸のためだけに利用しています。
それにひきかえ、吉野の割り箸は製材端材を捨てるくらいなら何とか他に使えないかと江戸時代から始められたものです。(江戸時代は樽を作る際の端材でした)。
環境面で割り箸が悪いという運動の元、国内の製箸業者がどんどんつぶれ、逆に外食産業やコンビニがどんどん伸びて割り箸需要は実際は増える中、少しでも安くと言う経済概念だけで中国から環境破壊しながらの割り箸を大量に輸入していると言う摩訶不思議な構図になっています。本当に環境を思うならそのバックグラウンドまでしっかりみて、山へのつながりも考えて発言してほしいなあと思います。
しかしながら、毎年エコプロダクツ展に出展している中、3年前までは割り箸は悪者と言う流れが多かった中、ここ1-2年は国産の割り箸って環境に良いんですよね。と逆に買い求めに来られるお客さんが増えると言う嬉しい流れが起きています。
実際の山の現状などをしっかり様々な人に伝え、こういう流れをさらに確かなものにしたいと思います。
丁度環境gooでも割り箸の特集が組まれています。なかなかうまくまとまっているのでご覧くださいな。
